在宅に向けてのカンファレンス2012/04/11 23:45

午後から市内の病院に入院中のかたの退院、在宅療養に向けてのカンファレンスに行ってきた。雨のいちばん激しいときで、またまたスーツが濡れ濡れになってしまったのはともかく…。

何度やっても、どこでやっても、病院と在宅の文化の溝はいつになっても埋まらないなあとじつにまた再認識。

介護老人保健施設で仕事をしているときにも病院と介護施設の壁に悩んだものだが、しかしながら「病気を本気に(!)治療」してもらうためには、病院のお世話になるしかないわけで、つまりヒエラルキーとしては私らは医療カーストの最下層だ。もっとも、失うものがないから好き放題に言えるし、患家の代弁もしやすいのではある。

それにしても、今回の改定でとつぜんわいてきた「在宅療養支援診療所の上位バージョン」には驚いたね。だれのアイデアかは知らないが(どういう人たちのプッシュかというのはなんとなく分かるけど)、じつに下品な基準を作ったもんだ。アンバランスにもほどがある。

まだまだしばらくは在宅医療なんて際物扱いだとよく分かる。

ま、私はそういう場が嫌いではないのだが、ね。