在宅療養の絵2016/04/12 22:08

絵に描いた餅だ。

介護保険であろうが在宅療養支援診療所であろうが、けっきょくは家族であり家庭である。だれでも在宅で介護できるわけではない。というか、無理なくできる家庭のほうが少ないのではないか。在宅医は家庭にけっこう深く入り込むので、いやでも家族間の雰囲気が分かってしまう。在宅療養は無理やなという気配を感じることが少なくない。私は幸いにも当たっていないが、そんななかで介護殺人などの事件が起きるのだと実感している。

誤解を恐れずに書くが、自治体も医師会もけっきょくは見て見ぬふりだと感じる。

絵に描いた餅は食べられない。