町は危ないのではないか2006/02/13 20:30

 今日の午後、ちょっと所用があって大阪市内某所に車ででかけました。阪神高速を降りてから、目的地に行くのにまるで蚊取り線香状態。最近はカーナビのついた車に乗ることが多いので、つけていない私用車で以前のような土地勘が発揮できなくなっているようで、ちょっと悲しい。

 幹線道路から目的地方向と思われる脇道に入りますと、そのほとんどが一方通行であり、幅も3ナンバーではつらいような道ばかり。そんな道を走っていても、高架化された大きな駅に出たりするので、要するに駅周辺がかつてのあぜ道が都市化しただけのような案配なのです。

 そのような、まあヨソ者が車を乗り入れてはいけないような道なのですが、そこを歩いているのはけっこう高齢者のかたばかり。そして、少し広い道に出ますとずらりと路上駐車があって、結局車が走れる幅は狭い。あたりの住宅は、私がまだ子どものころに見た、棟割り長屋や戦前のままの木造住宅のようなものが多いうえ、病院やビルも築30年以上というようなものばかりです。

 つまり、40年ほど前に駅を中心に無計画に開発された町のようです。じつは、このあたりは私が30年くらい前に仕事をしていたところに近いのですが、当時はまだ車は少なく、住んでいるヒトたちも若いし、そもそも開発から時間がたっていなくて活気がありました。それが住民が高齢化し、町が老朽化しています。

 南海/東南海地震と津波が懸念されている今日このごろですが、海にも近いこのあたり、地震と津波でたいへんなことになりそうに思いました。震災でなくても、奥まったところで火事でも起きれば、大型の消防車はほとんど近づけないでしょうから、とんでもない災害になるかもしれません。

 でも、危ないかもと分かっていても、この町に住むしかないかたが大部分なんでしょうね。大阪市はヌクヌクしていたり汚職ゴッコしているバヤイではないだろう、ほんまに。

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