恵方巻き ― 2006/02/03 20:03
節分に恵方を向いて無言で巻きずしを丸かじりするというおまじないは、数十年ほど前に海苔の業者さんが商売のために始めたのだということで、私の若いころから大阪では馴染んでいました。
かなりの間、それは関西ローカルのものだったようですが、おそらくコンビニ業界がそれに乗り出したことで、いつのまにか全国区になっているのだそうです。いまや首都圏のほうが盛んなのだそうで…。
そういうふうになると、パンの海苔巻きなどというワケの分からんものまで登場して、なんだか末期症状。商店街の寿司屋さんで、ちゃんとしたバランの載った巻きずしが竹の皮にくるまれて売られているという、正統派は見かけなくなってきました。
そのうち巻きずしを模したロールケーキなんてのも出てきそう(あ、これエエかも)。
というわけで、今日は通所介護「おおむち」のお昼は助六寿司、そして今夜の家の食事でも巻きずしが…(笑)。
数年前に名古屋にすんでいましたが、そのころ、やっと巻き寿司を食べるということが、広まっていたころで、おすし屋さんで、「巻き寿司を切らないでください」と注文すると、不思議がられました