ラヂオの時間2006/02/04 23:52

 公開中の映画「有頂天ホテル」の宣伝だとは重々承知していましたが、昨日の「みんなのいえ」今夜の「ラヂオの時間」を見てしまいました。

 監督の三谷幸喜さんというかたは、じつはあまり好きなタイプではありません。なんでやと言われても、なんか好きではないのです。大阪生まれ育ちで大阪のベタな笑いが骨の髄までしみこんでいる私には、江戸の人のお笑いのセンスに対する根拠のない偏見があるのかもしれません。

 レンタルビデオ屋さんで、ずっとこの2作品をはじめとする三谷監督の映画は気になっていましたが、偏見のために後回し後回しになってここまできたわけで、たまたまテレビでの放映、しかもほかに見たいものもないというわけで、ちょっとはすかいに構えつつ見たのでありました。

 んで、悔しいけどオモロイでした。こういうオモロさ、どやオモロイやろと三谷氏がとぼけたふうを装いつつじつは「有頂天」になつていて、くそっ悔しいなあと思いつつオモロがってしまったのでした。複雑な拗ねでもありました。

 話はコロッと変わりますが、私はテレビの取材は何度か受けています。でも、スチールカメラに写されることでさえ「タマシイが奪われる(笑)」と思っているので、テレビカメラが向けられるのは愉快ではありません。緊張するとかではなく、愉快ではないのです。それに対して、ラジオに出たのは一度きりですが、これは愉快でした。二度とお呼びがかかることはないでしょうが、ラジオならいつでも行きまっせと思ってしまうほど、好きになりました。もちろん生放送。ですから、「ラヂオの時間」は見ていても興奮してしまいました。

 邦画が基本的に好きなので、三谷さん以外にも何人も気になる監督がいらっしゃいます。シリアス系は見ませんが、楽しい映画はこれからも見たいもの。

 あー、ラジオならコミュニティFMでもいつでもでまっせぇ(爆笑)。

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