天瓜粉(てんかふん)2007/08/05 23:32

 いやあ、今夜も暑いなあと思いながら、なぜかふと天瓜粉を思い出しました。ATOKの標準では「てんかふん」では「天花粉」としか変換されません。しかし辞典では「天瓜粉」のようです。

 昔は乳児の風呂上がりに首筋や腋やお股などによくつけられていたようですが、いまはどうなんでしょう。乳児だけでなく、私など散髪のあとに刈り上げた頭にもたっぷりと振られました。散髪したてがエラ分かりで恥ずかしかったことをよく覚えています。父からよく「はつありっ」といって頭をペシッと張られたのですが、この「はつありっ」という言葉の意味がいまだに分からないこともつい思い出しました。

 昨日書いた蚊取線香の香りとともに、天瓜粉の匂いというのも私にとっては「ニッポンの夏」という感じなのですが、いまは違いますよねえ。