箸作法2007/08/28 21:35

 訪問診療中にカーラジオで「さてはトコトン菊水丸」を聴いていることをこれまで何度か書いていますが、この番組のなかに料理研究家の程一彦さんのコーナーがあります。今日の程さんのお話が「箸の作法」というもので、中華料理や半島での箸使いの作法を説明してくれました。

 この年になるまで私は中華料理での箸(および食べかた)の正式なやりかたを知りませんでした。もっとも、もともとあまり中華料理が好きでなくて、一流どころで食べる機会が少ないこともあるかもしれません。それにしても、大陸ならびに半島では、箸は単独で使うのではなく、レンゲまたはスプーンを添えるものであることを初めて知りました。そして、半島では、容器を手に持つのは不作法になることも知りませんでした。

 中華料理の箸の先が細くなっておらず、なんでこんな食べにくいもので食わねばならぬのだとちょっと腹立たしく思っていたのですが、今日は程さんのおかげで納得できました。

 東アジアを中心とした箸文化圏、インドからアフリカ方面の手食い文化圏、欧米のナイフ・フォーク圏の人口がほぼ同じということも雑学として納得。